タイヤ交換の際はホイールベアリングのエンドプレイをチェックしておきます。
バイスにアクスルシャフトを挟んでホイールを取り付けてチェックします。
計測結果エンドプレイゼロでした。
73-99年(ショベルからエボ)まで採用されているテーパーローラベアリングですが
リアホイールの場合アクスルシャフトナットを60-65ft-lbs (81-88 Nm)でしめた状態で
エンドプレイは0.002-0.006インチ(0.05-0.15mm)の範囲がマニュアル規程値です。
シールを取り外してチェック致します。
中身のベアリング、カラーなどを洗浄して
チェッキングです。
真ん中のあたり面にアトがあるように見えます。
ベアリングレースのあたり面にも筋が確認出来ます。
サービスマニュアルの定期点検スケジュールでホイールベアリングは
10000マイル(16090キロメートル)で洗浄及びグリスアップ、
必要であれば交換のメニューになります。
ですので今回はレースとベアリングのセットで交換致します。
古いレースを取り外し、新しいレースを圧入します。
そして仮想でベアリング、カラー、シムをセットし確認します。
シムのセットを数回調整致します。
今回は0.1mmのエンドプレイで収まりました。