New Wheel Bearing Install

エンドプレイを確認後新しいベアリング&シールを取り付けます。

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シム調整済みでこのようなセットアップになりました。

新品のベアリングにベアリングパッカーでグリスを注入します。

たっぷりグリスアップしておきます。シールはまっすぐ入っている事を
確認しながらシールがつぶれないように注意しながら慎重に打ち込んでいきます。

調整、グリスアップをきっちりとすることでホイールの回転がスムーズになり、
しいては走りに影響します。

ちなみに今回はハーレー純正ホイールベアリンググリスをを使用してます。
色は青です。他にはティムケン、ワコーズ、レッドラインなどの
グリスを使用します。色は全部赤です。

Checking Wheel End Play

タイヤ交換の際はホイールベアリングのエンドプレイをチェックしておきます。

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バイスにアクスルシャフトを挟んでホイールを取り付けてチェックします。
計測結果エンドプレイゼロでした。

73-99年(ショベルからエボ)まで採用されているテーパーローラベアリングですが
リアホイールの場合アクスルシャフトナットを60-65ft-lbs (81-88 Nm)でしめた状態で
エンドプレイは0.002-0.006インチ(0.05-0.15mm)の範囲がマニュアル規程値です。

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シールを取り外してチェック致します。

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中身のベアリング、カラーなどを洗浄して

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チェッキングです。

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真ん中のあたり面にアトがあるように見えます。

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ベアリングレースのあたり面にも筋が確認出来ます。

サービスマニュアルの定期点検スケジュールでホイールベアリングは
10000マイル(16090キロメートル)で洗浄及びグリスアップ、
必要であれば交換のメニューになります。

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ですので今回はレースとベアリングのセットで交換致します。

古いレースを取り外し、新しいレースを圧入します。

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そして仮想でベアリング、カラー、シムをセットし確認します。

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シムのセットを数回調整致します。

今回は0.1mmのエンドプレイで収まりました。